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安全な暮らしを守るために、私たちが今、取り組むべきこと。

Oさん

電力・原子力技術部

電力技術グループ

2019年度入社 新卒採用

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OPPORTUNITY

学生時代と入社のきっかけ

大学で勉強してきたことを活かせる場所。

学生時代は、建築分野のセメント材料に関する研究室に所属し、コンクリートの劣化現象についての研究などを進めていました。入社のきっかけは、大学院の研究の一環で太平洋コンサルタントとの共同研究プロジェクトに参加できたことです。修士論文テーマもそれに基づいたものであり、修士時代から研究で一緒に研究できた縁もあって、入社しました。大学で勉強してきたことが仕事に活かせるという点で、この会社に入社したいという気持ちが強くなりましたね。

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WORK

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現在の仕事内容

自分の持つ知識を活かし、放射性廃棄物の安全な管理方法を研究、提案する。

電力・原子力技術部の電力技術グループという部署に所属し、主に放射性廃棄物の処理・処分の受託研究と技術提案業務を行っています。放射性廃棄物の処理・処分に関して、セメント材料の特性についての知識を活かしながら、お客様からの相談に対する解決策を提案します。例えば、放射性廃棄物には色々な種類の物質が含まれており、それをセメントで固めて安定させるのですが、ただセメントで固めれば良いわけではなく、より安全な形で管理するためにどうすべきかを研究して提案します。仕事の流れとしては、営業の方を通して、お客様からの相談を受け、どのような試験をすべきか技術提案を行います。それに対して、あらためてお客様から試験実施の依頼があれば、段取りを組み、実験を行い、成果を報告書にまとめ、お客様に提出して報酬をいただくといった流れになります。

仕事のやりがい

成果の積み重ねと、自分が貢献できていることを実感できる瞬間。

一般的な試験業務は、実験結果のみを提出して完了することが多いですが、私たちは実験結果をふまえた上での考察も行っています。案件によっては、その内容を学会で発表することもあり、そういう時に放射性廃棄物の処理・処分分野においての成果を積み重ねられていると感じますし、貢献できていることにやりがいを感じます。

これから叶えたい夢

研究成果を対外的に発表し、公的に認められた上で、当該分野に貢献したい。

夢は、対外的にこれまでの成果を論文発表のような形でアピールすることです。これまで積み重ねてきたことやその成果が何かしらの形、例えば学会誌などで公的に認められたとき、それは今までの努力が花開いた瞬間になると思います。論文発表に限らず、例えば国が取りまとめる資料に掲載されるなど、たとえ私が実施したことは公表されなくても、自分の中で「貢献できた」と思うことができれば、その後の仕事への意欲やモチベーションアップに繋がると思います。この職場では「やりたい」という意思を尊重して柔軟に対応してくれるので、積極的に意思表示すればサポートしてくれます。特に資格所得に関しては、制度として金銭面での補助もありますし、取得後には給与に資格手当が付くようになりました。こういった会社の取り組みや制度は自身のスキルアップだけではなく、モチベーションアップにもつながっていると思います。

放射性廃棄物を取り扱う業務について

放射性廃棄物の処理処分は、今、私たちが取り組まなければいけない問題。

大抵の人は「放射性廃棄物」と聞くと、どうしても避けてしまうものだと思います。でも、今この問題に取り組まなければ将来大変なことになってしまいます。というのも、原子力発電所は稼働するだけで、どうしても出てしまうゴミがあるんです。一方で、それらをどう扱えば良いかも、処分場の場所も詳しくは決まってない状態です。そんな中でも、処理・処分はなるべく低価格で、安全に行いたいという需要が、今後も高まってくると思います。私の部署は縁の下の力持ち的な存在として、放射性廃棄物にフォーカスした仕事をさせていただいています。今後、その専門性を突き詰めていき、さらにクオリティを上げることがお客様の満足に繋がりますし、結果として仕事の依頼が増えることで会社の利益にも繋がりますし、良い循環を生み出せたら良いなと思います。

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GOAL

今後の目標

専門性を突き詰めること、そして、論文発表にチャレンジしたい。

一つは、さらに細かい専門知識を身につけていきたいです。そのために、より専門的な資格取得にチャレンジしたいです。二つ目は、論文発表です。論文を発表するにあたって、まず体系的に取りまとめることと、査読(専門家による審査)を通過できるように修正を重ねることがなかなか難しいので、論文を発表できるということは自分のスキルアップにつながると思っています。

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Background

MESSAGE

学生へのメッセージ

専門知識がなくても、意欲さえあれば、ぜひチャレンジして欲しい。

もし今の段階で専門知識がなくても、みなさんに「社会の基盤となる事業の手助けになるような仕事をしたい」という気持ちがあれば、ぜひ検討していただきたいです。実際、私の部署にもセメントの研究以外をしていた人もいます。目的に対する課題解決のアプローチを考えられる力やその意欲があれば、知識は入社後にだんだんとインプットできると思います。会社からのサポートや先輩社員からのフォローも沢山ありますし、やりがいを感じながら業務に取り組んでいただける職場だと思います。